高台の畑2017-08-05
飛騨ももはや避暑地ではない夏。
猛暑と仕事からとりあえず解放された夕方に
畑へ向かう時間が好き。
まぶしさにふりむくと
染まった夕雲が強く輝いている。 うわぉ☆
今日は雲の表情が豊かで
広い空に深呼吸が出る。
猛烈に身体が山へ行きたがってきた。
高台の畑へたどり着き、
留守番している飼い犬と挨拶を交わし
追い立てられるように育ちすぎた実りを収穫する。
夕闇迫るなか、あまりゆっくりはしてられない。
急ぎながらも、身体の力はすぅ~っと抜けていく。
野菜たちに話しかけながら
気持ちがほどけていくのを感じる。
ひぐらしのコーラスと涼風の中にぼんやりしゃがんで
「あー、ずっといたい……」とつぶやいた。
重要な食糧源ながら、収穫はもはや副産物。
そこへ行くことが目的なのだと、あらためて知る夏夕。
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