トミィミューズリーのストーリー2020-07-25
スイス人のTomが飛騨高山の持つ大自然と守り継がれている文化に魅了され移り住み30年。
今ではすっかり飛騨の人。飛騨弁を話し、街の人とも仲良し。
そんなTomがつくったのは飛騨の美味しい食材を使った
スイス生まれの朝ごはん「ミューズリー」
スイスと飛騨高山、アルプスの麓のふたつの地域を繋ぎ、トミィミュ ーズリーは誕生しました。
高山市の商店街の小さな工房で一つ一つ丁寧に作っています。
ストーリーの始まり
スイスから日本の飛騨へ
世界を旅していた若いスイス人Tomがいろんな国を周り、様々な出会いがつながり日本の奥飛騨にやってきました。まだまだ外国人が少なかった30年も前のこと。そしてそのまま居を構えたのが、ここ日本の飛騨高山。
住み始めた当初は日本語のテキストに載っていない日本語「飛騨弁」で苦労したり、祭り、葬式、町内会などしきたりで戸惑うこともありましたが、高山の持つ大自然と守り継がれている文化、そしてなにより飛騨の人はとても魅了的でした。たくさんの人に出会い、支えていただき、様々な経験をさせてもらい充実した日々を過ごしています。
トミィミューズリー始まりの始まり
この大好きな飛騨高山から全国に発信できるものは何か?と考え、たどり着いたものがスイス生まれの朝ごはん「ミューズリー」でした。
スイス人にとってはあまりに身近かすぎたミューズリー。気づいたのはTomとの夫婦歴30年、旅好き京都府出身日本人のMiho。旅をしていた若い頃夢見ていた生活。それは「遠くに山が見える空の広い、道路から奥まったところで畑のある生活」。
今、住んでいるここが正にその地だったのです。東に北アルプス、乗鞍岳を望み、畑の脇に住み、大いなる自然環境の中で周りの人に助けられながら子供を育て、野菜を育てて生活しています。
春夏秋冬、枕草子冒頭の「春はあけぼの~」から「冬はつとめて」までそのまま存在する地。きらめく星空がある地。そんな場所に住むことができています。TomとMihoがこんなに美しい飛騨のためになにかしたい、という想いは本人たちも気付かないうちに降り積もっていました。自宅にて自然栽培を実践が、手が回らなくて野生栽培になっている。最低限の世話だけで生き残った野菜は、味が濃い。
TomyMüesli & Cafe
2017年1月 野菜たっぷりガーデンランチで市民の皆さんに親しまれていた高山市民文化会館1階TomCafeから クラウドファンディングで多くの応援を頂き、古い町並みにもほど近くアーケードのある高山本町4丁目に店舗を移し、ミューズリー製造、販売を柱に据えたカフェ「トミィミューズリー」をオープンしました。
「素材が確かなものはあれこれ手を加えない方が美味しい」トミィミューズリーのカフェでは、本物の土の栄養タップリの甘い野菜を使います。そして、スイス人医師が開発した健康な体作りのための「ミューズリー」を製造し、手軽で美味しい食品「ミューズリー」を皆さんにお届けします。高山本町4丁目 トミィミューズリー&カフェ
飛騨産オーツ麦100%のミューズリーを目指して!
現在、飛騨では農家の過疎化、それに伴い休耕地が増えてきました。トミィミューズリーはそんな畑を利用してミューズリーの主原料であるオーツ麦の栽培に乗り出しました。実は、オーツ麦と蕎麦の栽培環境は非常に似ているのです。古くから蕎麦を栽培していた飛騨の環境とオーツ麦は相性抜群!すでに、馴染みの農家さんがオーツ麦を作ってくれて、収穫に成功しました。まだまだ、規模は小さいですが、いつかは飛騨産オーツ麦100%使用のミューズリー作りを目指して、そしてオーツ麦を飛騨の新しい名産の一つにしたい。大きな目標ではありますが、これをきっかけに飛騨がもっともっと元気になれば嬉しいです。収穫したオーツ麦